今回はNorth Face、United Arrows、Beamsなど大手の企業も参加している古着のリサイクルサービスBRINGを紹介。
もちろん個人で参加できて、簡単に無料で回収してくれるので、この機会に着られない古着はリサイクルしましょう!
目次
古着からポリエステル原料を作る・BRING
BRINGは、回収した古着を、もう一度服の原料として再生するサービス。
従来では難しかったポリエステルを再資源化して
「服から服をつくる」ことで、サステナビリティの実現に取り組んでいます。
回収した古着は、「まだ着られるもの」「もう着られないもの」に分けられます。
着られる服はリユースされ、
着られない服は素材ごとに分離後、ポリエステルを化学的に分解・精製・製造することで資源として使える状態に再生します。
世界のファッション産業で生み出されるごみの量は年間9,200万トン(*1)、廃棄される衣類は多くが焼却もしくは埋め立て処分されています。
*1 「PULSE OF THE FASHION INDUSTRY 2017」, Global Fashion Agenda and The Boston Consulting Group, Inc.
JEPLAN(https://www.jeplan.co.jp/technology/fashion/)より引用
年間9,200万トンのうち、50%を占めるというポリエステル。
これらすべて資源をとして再生できれば、その分ポリエステルの原料である石油や、CO2の排出を抑えることができます。
現在は再資源化できるのはポリエステルのみですが、今後は服に使われている全ての素材を再資源化できるよう研究を進めていくというBRING。
今後の研究成果に期待です!
BRINGで古着を回収・リサイクルしてもらう方法
BRINGで古着を回収もらう方法は2つあります。
方法①提携している店舗の回収ボックス
1つ目は、提携している店舗に設置されている回収ボックスに着古した服を入れる方法。
着なくなった衣服を直接持ち込むことができます。
特に手続きは必要なく、気軽に利用可能!
回収ボックス検索はこちら
方法②BRING専用の封筒に入れて発送
BRINGのオンラインストアで製品を購入すると、衣服の回収封筒がついてきます。
この封筒に着古した衣服を入れて返送するだけで、リサイクル可能。
封筒に入れて送るだけなので楽ですが、BRINGのオンラインストアで購入する必要があるためいきなり参加するにはやや難易度が高いですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は個人で古着を回収してもらう方法をご紹介しました。
古着屋で販売して新しい持ち主に渡る服は、全体のほんの一部。
こうした技術によるサスティナビリティの向上にはもちろん期待したいですが、個人としても日頃から丁寧なケアで大切な服を長く着ていきたいですね!
ではまた次回!