【素材・生地】モールスキンとは?知っておきたい古着の知識

最終更新日:2023/04/07

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モールスキンとは

モールスキンとは、綿を原料とする生地の一種です。

1800年~1950年ごろまで、フランスのワークジャケット(作業服)などによく使われていました。


モールスキンの特徴

モールスキン(mole-skin)は、その名の通りモグラ(mole)の肌(skin)のように、上品な光沢感とわずかな起毛を持つ厚手の素材です。

炭鉱で働く労働者が着るワークジャケットによく使われていたこともあり、横繻子織と呼ばれる非常に丈夫な織り方で作られています。

モールスキンの歴史や、その後フレンチワークの主要素材となったコットンツイルなど詳しくはこちら↑

名前の由来には、炭鉱で働く人が身につけた生地だったため、地下に潜る「モグラの(mole)肌(skin)」という名がついたという説もありますが、いずれにしても手触りの良い素材。

1950年以降は徐々に生産量が少なくなっていったことから、現在では希少な素材

モールスキンを使ったワークジャケットは世界的に人気が高まっているので、興味があれば今のうちにゲットしておくほうが良いでしょう。

モールスキンの色

モールスキンの代表的な色は、フレンチブルーと呼ばれる青色

この青色も新品時から5年、10年と着ていくことで少しずつ経年変化をしていきます。

他にも、黒色のモールスキンは希少

ルミナスイエローのような暖かみのあるカラーのモールスキンなどもあります。

モールスキンと経年変化

モールスキンが人気の理由の1つは、経年変化を楽しめること

デニム同様に着ている頻度や着方、洗い方などによって様々な表情を見せてくれるモールスキン。

デッドストック(新品)を見つけて自分の色に染めるのも良いですが、

1920年代などのアイテムは100年以上の歴史を持った服なので、古着として味が出た状態で着るのも最高に高まりますね。

モールスキンを使った有名ブランド・Mont ST Michel

モールスキンといえばモンサンミシェル

モールスキンを使ったアイテムで一番有名なのは、モンサンミシェル社のモールスキンジャケット

タグの状態や刺繍などから製造された年代を判別することでも有名なモンサンミシェルのモールスキンジャケットは、フレンチワークを代表するアイテムの1つです。

希少な黒色のモールスキンジャケット

当店で取り扱いのあるモンサンミシェルは残り数着!

希少な黒色のモールスキンジャケット、しかもデッドストックも入荷したばかりなので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

まとめ

いかがだったでしょうか。

知れば知るほどおもしろいヴィンテージ古着の世界。

ユーロヴィンテージに興味があれば、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

それではまた次回!

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